歌集『巌のちから』2008/06/07 12:22

短歌研究社刊、2007.7.19
定価 2800円(税込)

帯文・岡井隆
帯抄出歌五首・
 あをぞらに張る高枝に翅(つばさ)来て素(しろ)き珠美をついばむらしも
 おろかとも言ふといへども選び来し跣(はだし)のあしで踏むよろこびを
 両の手をひらき垂れたる歩みにて遠き山嶺ひびき来たれり
 地の芯のふかきを発し盛り上がる巌(いはほ)のちから抑へかねつも
 身に火薬巻きつけて少女ゆく道をおもはざらめや照り返す日に

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